焼き物の話になったので、もうひとつ最近訪れた窯元のお話です。
月が変わったので、教室の模様替えをちょこっとだけしました。
いつも季節や月の変わり目に、
ニッチの飾り物やテーブルクロスを変えて楽しんでいます。
今、ニッチに飾っているこの壁掛けは、砥部焼(とべやき)の花入れです。
砥部焼をご存知の方は「これが!?」と思われるでしょうね。
私も、それまで砥部焼というと、
厚手で普段使いの磁器で、白地に藍色の絵柄しか知りませんでした。
たまたま愛媛の友人を訪れたとき、
松山市近郊に焼き物の里があると知り、連れて行ってもらいました。
ただの観光旅行だったら、砥部焼のイメージから、素通りしていたかもしれません。
備前焼のときと同じく、産業観光センターなる建物があり、
窯元・作家さんの作品を一度に見たとき、目を疑いました。
今まで知っていた砥部焼のイメージからは、程遠い作品がたくさんあったからです。
土の種類も様々、色も様々、塗りのないもの、鮮やかな絵付けがしてあるもの・・・
その中で特に目をひいたのが、この壁掛けの作家さんの作品でした。
淡い色合いと金で絵付けされた作風が、とてもやさしく、
また他とはまったく違う雰囲気を持っていました。
作家さんはフィリピン出身で、旦那さまの影響で陶芸を始められたそうです。
伝統的な形にとらわれない、個性が光る作品がすてきです。
■東窯(ひがしがま)
http://www.geocities.jp/alyne_o/
[作家]大東アリン
■砥部焼共同組合
http://www.tobeyaki.org/
お問い合わせは・・・
école de pâtisserie Petite Ayako(プティット・アヤコ)までお願いします。
petite_ayako@excite.co.jp